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病んだ家族、散乱した室内―援助者にとっての不全感と困惑について (シリーズケアをひらく)

病んだ家族、散乱した室内―援助者にとっての不全感と困惑について (シリーズケアをひらく)

春日 武彦

病んだ家族、散乱した室内―援助者にとっての不全感と困惑について (シリーズケアをひらく)

定価: ¥ 2,310

販売価格: ¥ 2,310

人気ランキング: 33401位

おすすめ度:

発売日: 2001-09

発売元: 医学書院

発送可能時期: 通常24時間以内に発送



援助者が読むと勇気づく本
 老人介護など、不安に満ちた援助者が読むと、無力感から解放される。「心底ではおろおろしていても、壁のようにつったって、冷戦な判断を示し続けてやる」

この言葉、効果あり。★5つ。

全体的に★4つなのは、懇切丁寧な精神疾患の説明には頭がたれるが、エキスパートとアマチュアの間には、深くて暗い川がある。アマチュアには、どうしても理解・判断できないものが残る。これは、著者のせいではない。精神疾患がややこしいのが悪いのだ。

受け入れやすい確かな知識
専門家によって書かれた専門書であるが、学術的な専門知識とは無縁であってもかまわない人間に向けられている。また、タイトルの「病んだ」という言葉と、筆者の職業(精神神経科医)からイメージされるような、こころの病のみを抱えた家族や個人に対して書かれているわけでもないところに注目したい。いまだ偏見まじりで目を向けられる精神、神経、心理…すなわち「脳」に関するほとんどのケースを、この本は扱っている。精神病理・神経症・痴呆・心理的弊害、障害・老化による病状(老人以外の同様の症状の人物も含む)への介護態勢や単純な接し方 あるいは心構えなど、広い切り口で伝えられる的確なアドバイスは、その病理に悩まされる本人にも、周囲でそのサポートや介護にまわる人???たちにとっても、重要なものだ。もし可能ならば、患者と介護者という対峙する位置関係を有する者たちが一緒に読むことができれば、とわたしは思う。その両方をおわなければならない境遇の個人にももちろんお薦めしたい。今までわかりえなかった相対する立場のスタンスや心情の相互理解に、おおいに役立つ事柄が、本書にあふれていると思うからだ。筆者独特の、非常にフランクで親しみの持てる文体。筆者の体験談から語られる、正直な医療現場でのことば。筆者の得ている学問や臨床例から導きだされる、より専門的な事例や書物への入り口となる他所からの引用文。より的確な多様な症状に関する「介護」や「理解」や「容認」を必要とする本人、またその本人の周囲に居る人間にとって、たいへん参考になるはずだ。
専門的な世界へと広がる扉となる内容であり、医療の現場と知識を重要視しながらも、日常、それこそ「医療でない現場」をも大切に扱った、名著であり実用書である。

謎がすこし解けた!
通常の生活の中で不意に出くわす、不思議な風景の理由が少しわかりました。
不思議な事件が起きる理由も少しわかった気がします。
保健婦さんになればよかったと思いました。

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