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私の仕事
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私の仕事
緒方 貞子
定価: ¥ 1,680
販売価格:
人気ランキング: 13966位
おすすめ度:
発売日: 2002-11-30
発売元: 草思社
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10年の間に何を感じたか
緒方さんが10年のUNHCRでの仕事の中で何を思っていたか。教授としての仕事から実務を中心とする仕事をするにあたって、どう考え方が変わったか、ということを感じられると思います。なぜ緒方さんが「人間の安全保障」アプローチを設立するにあたり、今のJICAでのアプローチを採用するにあたったかなどが、緒方さんの日記や、記事から感じられました。
10年働いて何を思ったか、感じたか、それはこの本の中にはっきりと述べられているのでなく、それは今の緒方さんの仕事からみられるものであって、この本は今にいたる過程が読めます。
書かれていない点を考えよう
緒方氏が精力的に素晴らしい仕事をされてきたのは間違いなく、私も絶賛します。しかし在任10年間を振り返ってまとめるというのであれば当然書かれなければならない点がいくつもあります。在任中には立場上書けなかったことも書けるはずです。
どの様なことが欠けているかは読者に考えて欲しいのですが、それがUNHCRを含めた「国際社会」の現実であるという認識が必要でしょう。
日本のマスコミでは、世界には数カ国しかないような伝えられ方(恥ずかしくて報道とは呼べません)ですから、様々な情報源に当たり、その中から正しいと思われることを嗅ぎ分ける能力が求められています。
彼女が書かなかったのは優先度が低いと考えていたからかどうかは、日本政府の国際援助機関JICAの責任者としての仕事を見て判断することになるでしょう。
日記おすすめ
日記が「そのまま」載せられていることにこそ、この本の価値があると思います。
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