社会福祉の資格

世界の子ども兵―見えない子どもたち

レイチェル ブレット



定価： ￥ 3,150

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発売日： 2002-07

発売元： 新評論

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子ども兵の実情
本書は、子ども兵に関する数少ない和書である。
子ども兵は、世界で少なくとも３０万人以上いると言われる。
本書では、世界各地の現地調査をもとに書かれており、日本ではなじみの少ない子ども兵の実情を理解させてくれる。
子ども兵は、その経験年数が長ければ長いほど、教育的、心理的、社会的影響が大きく、悲惨であるため、国際社会による、武力紛争の停戦、解決、国家建設、民主化、武装解除、動員解除、社会復帰などの支援が必要である。
つまり、本書から、法的な規制だけでは、子ども兵問題を解決することが難しいと理解できよう。

子ども兵の実情
本書は、子ども兵に関する数少ない和書である。
子ども兵は、日本ではなじみが少ないが、世界では、少なくとも30万人もの子ども兵がいるといわれる。
本書では世界各地の現地調査によって、子ども兵の実情を細かく報告している。この報告からも、子ども兵が、いかに社会復帰が困難であるか、そして、子どもの人権がいかに踏みにじられているかが、理解できる。
子ども兵は、迅速なケアがなければ、教育的、心理的影響が甚大である。そのため、子ども兵の救済には、国際社会による武力紛争の停戦、解決、国家建設などの支援が必要であり、法的観点からの規制だけでは不十分であることを実感する。

子どもが武器を持たなくても良い世界が実現する事を祈る
現在、少なくとも３０万人以上の子どもが戦争に関っていると言われている。
子ども兵の多くは目に見えない。なぜなら
・多くは市民や報道機関のレンズから遠く離れた紛争地域で過ごしているからである。
･彼らはすぐ消えてしまうからである。殺されたり、負傷したり、置き去りにされたりして、多くは戦場から戻ることはない。
子どもが武器を持って戦争に参加するのではなく、友と遊び勉学に励める日が一日も早く来る事を祈らずにいられない。